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結局は「人」〜PXGの最近

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鳴り物入りで登場したPXGですが,最近はなんだかなぁ,という話です。(以下の話の後半のソースは基本的にこちら

日本でPXGというと,もしかしたら「MITSUHASHI TV」でおなじみの三觜喜一さんがいちばん最初に思い出されるかもしれませんね。ゴルフネットワークを観ていてもたまにPXGのCMを目にしますが,とにかく「オラオラ」な印象だけが心に残ります。

”誰も俺たちみたいなクラブづくりしてないぜ。丸。”

PXGこと「Parsons Xtreme Golf」が設立されたのは2014年。オーナーでとにかくめっちゃカネ持ってるボブ・パーソンズ(Bob Parsons)にちなんでその名前がつけられていますが,「カネに糸目をつけずにとにかく最高のクラブをつくる」ということを至上命題にしているブランドです。以前,アメリカのメディアで日本のゼクシオが紹介されたときに,「これはおじさま・おばさま向けのPXGなんだ」という言われ方をしてて,それが合ってるのかどうなのかよく分かりませんでしたが,とにかくPXGっていうとそういうブランドです。僕は一度もそのクラブを打ったことがないので,製品・性能についてはよく分かりません。

ボブ・パーソンズ様

ボブ・パーソンズは(当然ながら)個性の強いお方で,ナイキがゴルフ用具事業を撤退したときも,「それは正しい決断だ」なんておっしゃってたんですね(ソース)。つまり,「ナイキの服と靴は素晴らしいから,そっちに注力すべき。なんなら今までナイキ契約だったプレーヤーも,アパレルはナイキでクラブはPXG,みたいな契約ってどうよ」的なことをおっしゃってました。

で,ナイキ関係なく結局PXGと契約した(していた)プレーヤーって誰よというと,ビリー・ホーシェル,チャールズ・ハウエル3世,ザック・ジョンソン,クリス・カーク,ジェームス・ハーン,リディア・コ,ライアン・ムーア,シャール・シュワーツェル,ケビン・チャペル,ペイジ・スピナラック(ゴルファーってよりインスタグラマー),パット・ペレス,などなど……。どうです,なかなかのものでしょう(どういう意味で)。

その中でも割と知名度が高かかったのがビリー・ホーシェルなんですが(2014年のFedExカッププレーオフで2週連続優勝したのにライダーカップに選ばれなかった),そのホ―シェルがPXGのクラブを使ってないぞ,ということをアメリカのメディアが取り上げたのが,今週だか先週だか。普段はおしゃべりなホ―シェルも,この件についてはツイッター上で「もうPXGのスタッフじゃない。PXGのクラブはまだ使うかもだけど」とだけコメントしていて,逆に問題の根深さが想像されます。

ホ―シェルと並んでPXGを去るのが,チェズ・リービー。見た目もプレーも地味なプレーヤーなんですが,一応PGAでは2勝してるんですよ。2008年のRBCカナディアンオープンと,2018年のトラベラーズ選手権。そのチェズなんか今年1月にPXGと複数年契約を結んだばっかりだというのに,もう去ることになってしまった。

CISCOの電話でテレカンやってるのが似合いそうなチェズ

その背景にあるのが,PXGの Director of Tournament Player Relations だった,マット・ロリンズ氏。要はツアープレーヤーたちとのいちばん大事な接点,というわけですね。彼は業界のベテランで,2015年にPXGに加わる前はPINGで同じポジションにいました。プレーヤーからの信頼も厚く,「駆け込み寺」のような存在だったといいますが,そのロリンズ氏がPXGを去ってしまったというのですね。

もともとテーラーメイド契約だったチェズ。名だたるテーラーメイドプレーヤー(タイガー! マキロイ! DJ! デイ! ラーム!)の中ではあまりいい扱いではなかったんじゃなかというのも容易に想像できるわけで,そんな彼がPXGにさらなる何かを求めて移ったのも理解できる話なんですが,しかし契約して数ヶ月でPXGを去る決断をしたということから,ロリンズ氏の存在の大きさを考えずにはいられません。

ということで,こないだのジャスティン・ローズと本間との話もそうですが,ツアープレーヤーとメーカーとの裏に隠れていてしかし大事な役割を果たしている人というのはいっぱいいるものだなぁというのがよく分かる話で,逆に言えば,そういう人の存在や役割や名前を認識しはじめると,野次馬としては物事がさらに面白く見えてくるわけです。これからも,そんな「人」についての面白い話があったら紹介してきまーす。

(BBSリッキー)

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